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Author:takayou
名古屋在住の35歳男性です。ソウル、ソフトロック、ポップスの、ややマニアックな名盤を紹介します。やはり良い音楽は、CDやLPとして持っておきたいものですね。


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AL KOOPER (その2)

アイ・スタンド・アローンアイ・スタンド・アローン
(2005/09/21)
アル・クーパー

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1969年発表の彼のファーストソロ。全体のコンセプトは、ジャケットや①の歌詞に見られるように、アメリカを風刺したものになっています。彼の音楽的バックボーンは非常に幅広く、黒人音楽からクラシック、カントリーにわたるまで非常に多彩ですが、それらがあますことなく本アルバムに散りばめられています。
①の「OVERTURE」はアルバムのプレリュード。「アメリカは自由か?民主主義か?」といった問いに「No!」と答えるアル。②のタイトル曲は三拍子の曲ですが、途中で4拍子に変ります。女声コーラスとホーンセクションがサビに行くにつれ盛り上がっていく展開はさすがです。ただ、このころの彼は決して上手くはない彼の歌をどう活かすかがまだわかっていないよう。「CAMILLE」は山達氏もかつてお世話になった、チャーリー・カレロのアレンジ。このめくりめくようなアレンジはさすが他の追随を許しません。④の「ONE」はご存知、ニルソン作、スリードッグナイトのヒットで有名な作品のカバー。⑤の「COLOURED RAIN」はトラフィックのカバー。アルの鬼気迫るキーボードを聞くことが出来ますが、正直オリジナルと比べると出来はイマイチ。この曲はちなみに、ビリー・ジョエルがかつて在籍していた、THE HASSLESというバンドもカバーしていました。⑥の「SOFT LANDING ON THE MOON」(月面軟着陸)は実験的なインストゥルメンタル。ピチカート・ファイヴに同名のアルバムがありますが、影響があったのでしょうか。「I CAN'T LOVE A WOMAN」は哀愁漂う美しい曲。彼にはこのような曲が似合うと個人的には思います。チャーリー・カレロのアレンジがまた絶妙。⑧の「BLUE MOON OF KENTUCKY」は一転してブルーグラスの祖、ビル・モンローの曲。⑨の「TOE HOLD」は、ヘイズ&ポーター作で、ソウルの大御所ジョニー・テイラーなどが演っている曲。ジョニーと比べるとヴォーカルの貧弱さは隠しようがなく、これはイマイチ。やりたいことはわかりますけれどね。「RIGHT NOW FOR YOU」はマイナー調のメロディーが美しいクラシカルな曲。「HEY, WESTERN UNION MAN」は、ギャンブル=ハフ作、ジェリー・バトラーが歌って68年にビルボードR&BでNo.1に輝いたヒット曲。これも好きだからやってみました、という域を残念ながら超えていません。「SONGS AND DANCE FOR UNBORN, FRIGHTENED CHILD」はクラシカルなアレンジの曲。ハーパス・ビザールなどのバーバンクサウンドを彷彿とさせます。途中で悲鳴が入るところがエキセントリック。
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AL KOOPER

赤心の歌 赤心の歌
アル・クーパー (2005/09/21)
Sony Music Direct
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アルの会心のアルバム。
①の「(BE YOURSELF) BE REAL」の冒頭のピアノのフレーズから最高。このアルバムでのアルは神がかっています。静かな歌い出しからサビのコーラスへと盛り上がっていく展開は素晴らしい。名曲!②「AS THE TEARS GOES BY」は彼の得意なスローマイナーブルース。なかなか良い。そして③の「JOLIE」。おそらく多くの人がこの曲のサビを耳にしたことがあると思います。もう言うことなしの彼の最高傑作であり、稀代の名曲であります。蛇足ながら、私の披露宴で乾杯のBGMにこの曲を選びました。④の「BLINER BABY」はフィドルの音が印象的なポール・マッカートニーを髣髴させる小曲。⑦の「PEACOCK LADY」はブリティッシュトラッドっぽい曲。⑧の「TOUCH THE HEM OF HIS GARMENT」はご存知サム・クックのカバー。アルはきっとサムのことが大好きなのでしょう。⑨の「WHRE WERE YOU WHEN I NEEDED YOU」もこれまたクールな名曲。シカゴの「SATURDAY IN THE PARK」のようなピアノのイントロから一気に突入していき、アルのオルガンが縦横無尽に飛び交う様は今聞いてもかっこいい!

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