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Author:takayou
名古屋在住の35歳男性です。ソウル、ソフトロック、ポップスの、ややマニアックな名盤を紹介します。やはり良い音楽は、CDやLPとして持っておきたいものですね。


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LEMON PIPERS

ベストベスト
(1998/06/24)
レモン・パイパーズ

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LEMON PIPERSの発表した2枚のCDをカップリングしたもの。1967~1968年の作品。
彼らは、バンドとしての方向性は、サイケデリックなものを打ち出していましたが、いかんせん契約したレコード会社がブッダであったため、有名なヒットメイカーである、ポール・レカの曲も半ば強制的に演奏させられていたということのようです。
彼ら自身の作によるサイケな曲も悪くはないのですが、ルカの曲も素晴らしい曲が多く、哀愁を帯びたポップで親しみやすく、それでいて物語調の歌詞を持つので、日本人の琴線に触れるものがあります。演奏力やアレンジ力は、この手のアメリカのソフトロックグループの中ではかなり上の方だと思います。特にギターのビル・バートレットの力量はかなりのもの。
①の「RICE IS NICE」はルカの曲。マイナー調のクラシカルな、結婚式のライスシャワーを歌ったもの。ハープの音が印象的です。②の「SHOESHINE BOY」は、靴磨きの少年を歌った悲しくて暗い絶望的な歌。④の「RAIBOW TREE」は、ドリーミーでかわいらしい曲。コーラスワークもなかなかです。⑦の「GREEN TAMBOURINE」は全米NO.1を記録した傑作。ポップでありながら、サイケなスパイスも効いています。エレキシタールやタンバリン、ストリングスを効果的に散りばめたアレンジも見事。歌詞はチップをお願いする街頭ミュージシャンを歌っています。⑧の「BLUEBERRY BLUE」も①の路線に近いドリーミーなナンバー。⑨の「THE SHOEMAKER OF LEATHERWEAR SQUARE」は、伝説の靴職人を歌った曲。この曲もマイナー調のクラシカルなアレンジです。どことなく日本のGS、特にブルコメあたりが演りそうな曲です。⑩の「FIFTY YEAR VOID」は彼等自作のヘヴィーな曲。アソシエーションの「SIX MAN BAND」に似た雰囲気もあります。⑪の「THROUGH WITH YOU」も自作の曲。イントロのベースのリフが「VENUS」に似ています。西海岸のQMSあたりに通じる感じがする曲です。
2枚目に入ります。⑫の「JELLY JUNGLE」はやはりドリーミーかつサイケでキャッチーな曲。歌詞に「tangerine dream」や「marmalade」が出てくるところなんて、あの「LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS」 そっくりじゃないですか。⑬の「I WAS NOT BORN TO FOLLOW」は、ゴフィン=キングの曲で、バーズで有名な曲。便乗ヒットを狙ったものでしょう。⑭の「EVERYTHING IS YOU」は赤面するほど恥ずかしい歌詞のラブソング。⑯の「HARD CORE」は一転してブルース調。「年取るまで生きているよりはすぐに死んでしまいたい」という歌詞から見ると、ビートルズ(ジョン・レノン)の「YER BLUES」の影響を受けていそう。
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