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Author:takayou
名古屋在住の35歳男性です。ソウル、ソフトロック、ポップスの、ややマニアックな名盤を紹介します。やはり良い音楽は、CDやLPとして持っておきたいものですね。


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OTIS REDDING

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お待たせいたしました。オーティス・レディングの初期の3枚です。どれも掛け値なしの名盤といえます。
一枚目。曲調は特にカバー曲においてR&B色が強く表れていますが、唱法はオーティス以外の何者でもないという個性がすでに強く表れています。当時においては、このような新人が現れたということは驚愕だったと容易に想像がつきます。②はルーファス・トーマスのカバー、③はベン・E・キングの有名な曲、⑤はサム・クックのカバー、⑧はリチャード・ベリーのカバーでキンクスなんかも演っていた曲、⑫はリトル・リチャードのカバーで、この辺にオーティスのルーツが垣間見えます。オリジナルでも、⑦、⑩、⑪なんかは最高で、特に⑩なんて後のオーティスのプロトタイプともいえる曲調の名曲です。ホーンセクションの印象的なフレーズがいかにもです。⑪も超ディープなスローバラード。オーティスのシャウトがすごい。2オクターブ上のE♭をやすやすとシャウトしてしまうその迫力には脱帽です。
二枚目。タイトル通りバラード中心のラインナップです。①は天下の名曲。個人的にはO.V.ライトの方が好きなんですが。ストーンズブライアン・フェリー、ローラ・リーなどもカバーしてますね。③はジャッキー・ウィルソンのカバー。④は自作の傑作バラード。ホーンのリフがかっこいい。DEXY'S MIDNIGHT RUNNERSのGENOという曲は、この曲にそっくり!⑦はジェリー・バトラーのカバー。⑩はソロモン・バークのカバー。こうカバーが多いと、日本の演歌アルバムの様相を呈してきます。⑫は本アルバムでは珍しいアップテンポの曲。ベースラインがかっこよく、ベーシストがルイス・スタインバークでなくドナルド・ダック・ダンであると推測されます。オーティスの名曲ってホーンのメロディーが印象的なものが多いのですが、この曲も同様に最高にかっこいいです。
三枚目。いよいよオーティスの最高傑作です。①からいきなり名曲。ベースのリフ。A→E→F#→G→E→Aというセヴンスの入ったリフがなんともいえません。またやるせないホーンセクションも最高です。②もアリサのカバーで有名な曲です。しかしこの曲に関してはオーティスの勝ち。そして③!。すべてのソウルの名曲の中で、私が最も好きな曲のひとつです。サム・クックのオリジナルも素晴らしいですが、オーティスのこのバージョンも素晴らしい。幾多のアーティストがこの名曲をカバーしましたが、このオーティスのバージョンに勝るものがあったでしょうか。後半のオーティスの絶唱と、鳴り響くホーンセクションのところなんてまさに涙なくして聞けません。④は再びソロモン・バークのカバーです。あの「ガッタガッタ…」っていうところもしっかりと押さえています。ドナルド・ダック・ダンのベースも冴えをみせます。このハネ具合、最高です。⑤はオーティスの最高傑作。サビのところでA→C#7→D→Fという究極の「サザンソウル泣きのコード進行」を聞くことができます。⑥もサム・クックのカバー。⑦はテンプテーションズの有名な曲のカバー。モータウンとMG'Sのサウンドの違いがわかって興味深い。上手く言えないのですが、オーティスのヴォーカルはテンプスのデヴィッド・ラフィンの角を面取りしたような深い歌い方をしているように思えます。⑧もサム・クック。本当にサムのことが好きなんですねぇ。⑨はB.B.キングの曲。⑩は言わずもがなストーンズの曲。⑪はSTAXのウィリアム・ベルの名曲。ベルはそんなにディープな人ではないため、オーティスの特徴が一層よくわかります。



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OTIS REDDING その2

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The Dock of the Bay The Dock of the Bay
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今日もいきます、オーティス3連弾。今回は中期から後期にかけてのセレクトです。
まず、これまた名作の「THE SOUL ALBUM」。タイトルからしてオーティスの意気込みが感じられます。①の「JUST ONE MORE DAY」。いきなりの三連スローバラード。このディープさはもう唯一無比です。たたみかけるホーンセクションのアレンジとあいまって後半にかけてこみあげてくるところなんか最高。②の「IT'S GROWING」はテンプテイションズのヒット曲です。彼らとはやはりかなり違った感じに仕上げっています。③の「CIGARETTES AND COFFEE」もスローな曲。この曲の良さがわかるのに時間がかかりました。それほど奥が深い。④の「CHAIN GANG」もサム・クックの曲。演奏はもういかにもMG'Sという感じ。ブレイクのところなんか最高。ちょっとヴェルヴェット・アンダーグラウンドみたいなところが出てくる。⑤の「NOBODY KNOWS YOU」はベッシー・スミスの戦前のヒット。エリック・クラプトンもカバーしてました。ちょと異色な作品でハテナマーク。⑥の「GOOD TO ME」はオリジナルの三連スローバラード。バックのオルガンの音がゆったりと流れ、賛美歌のよう。オーティスのヴォーカルもややディープさを抑えています。⑦の「SCRATCH MY BACK」はブルースのスリム・ホーポの曲。けだるい感じはそのままです。⑧の「TREAT HER RIGHT」は白人のブルースマン、ロイ・ヘッドの曲。⑨の「EVERYBODY MAKES A MISTAKE」はエディ・フロイドの曲。この曲もディープで素晴らしい。⑩の「ANY OLE WAY」はオリジナル。オーティスの曲は、どのアルバムでも総じてオリジナル曲の方がすばらしく、通して聞くとオリジナル曲のところでぱっと目が開かれるような気がします。この曲もアレンジは軽めながら素晴らしい歌を堪能できます。⑪の「634-5789」はウィルソン・ピケットのヒット曲で、作者のエディ・フロイドも演っている曲です。しかし、このオーティスのディープさは何でしょう。ウィルソン・ピケットもディープな人ですが、オーティスは軽くその上を行きます。
続いて「ソウル辞典」。①の「FA-FA-FA-FA-FA(SAD SONG)」。この頃からオーティスのヴォーカルスタイルに少し変化があり、ややレイドバックしてきた感があります。キャッチーな名曲。②の「I'M SICK Y'ALL」。バックのアレンジも前作と比べて目に見えてモダンになってきましたが、それと引き換えにオーティスのヴォーカルが埋没していくような印象を受けます。曲としては良いのですが。③の「TENNESSEE WALTZ」は江利チエミも歌っていたスタンダード。この曲を入れた理由がよくわかりません。⑥のビートルズもそうですが、白人ファン層の拡大を図っていたのでしょうか。④の「SWEET LORENE」もかつてないほどのモダンなアレンジ。ロータリーオルガンが時代を感じさせます。かなりロック色が強い曲。曲としてはまあまあ良い。⑤の「TRY A LITTLE TENDERNESS」も戦前の古い曲。これはアレンジの勝利でしょう。後半の半音で上がっていくところなんてすごくかっこいい。⑥のビートルズ「DAY TRIPPER」は「サティスファクション」ほどの強い印象はありません。これならYMOヴァージョンのデイトリッパーの方がまし。⑦の「MY LOVER'S PRAYE」は本アルバムのなかでは最も素晴らしい曲。オーティスのクウォーター・チョーキング気味のヴォーカルが光ります。⑧の「SHE PUT THE HURT ON ME」はアップテンポの曲。出来は正直言ってイマイチ。⑨の「TON OF JOY」もオーティスどうしちゃったの、という曲であまり感心しません。⑩の「YOU'RE STILL MY BABY」はアトランタの大先輩、チャック・ウィリスの曲。チャックの生涯もオーティスと似ているものがあり、感慨深いものがあります。⑪の「HANG FOR YOU」はオリジナルですが、ブルージーな曲。これも疑問。⑫の「LOVE HAVE MERCY」は少しアレンジに凝り過ぎの感あり。本アルバムは、オーティスの転機をはかろうとする部分がやや空回りした感があることが否めませんが、ロック畑の人にとってはオーティス入門編としてある意味一番とっつきやすいアルバムかも知れません。
さて最後に、オーティスの死後に出された「THE DOCK OF THE BAY」。①のタイトル曲ですが、これは言うまでもない名曲で、彼の曲のなかでは最も有名なものです。この枯れ具合が死を予感させるようなナンバーです。もっともこの曲については賛否両論あり、マイナス面もよくわかるのですが、どうしても彼の生涯をあわせて聞くと感傷にふけってしまうのです。②の「I LOVE YOU MORE THAN WORDS CAN SAY」はスローバラードですが、盛り上がりに欠けイマイチ。この頃オーティスはノドの手術をしたらしいのですが、その影響か以前のような高音の熱いシャウトはあまり本アルバムでは聞かれません。③の「LET ME COME ON HOME」は時代がら、サイケロックっぽいアレンジが随所に見られます。④の「OPEN THE DOOR」はブルージーなスローナンバー。イマイチ。⑤の「DON'T MESS WITH CUPID」もこれまたイマイチ。⑥の「GLORY OF LOVE」は古いスタンダードナンバーで、次の⑦とともに本アルバムのなかではまあマシな部類に入るでしょう。⑦の「I'M COMING HOME」は、先ほどの「ソウルアルバム」の「CHAIN GANG」にリフが酷似しています。ヴォーカルはやはりレイドバックしています。⑧の「TRAMP」はブルースのローエル・フルソンの曲で、カーラ・トーマスとのデュエット。この歌だったらオーティスじゃなくてもいいだろう、といった感じの曲です。バックの演奏が前面に出てしまっています。⑨の「THE HUCKLE BUCK」はポール・ウィリアムスのヒット曲。バックのMG'Sが「この曲をやりたい」と言って入れたんじゃないのって言いたくなるような曲。⑩は「ソウルアルバム」の⑤を再録、⑪は「オーティス・ブルー」の①の再録。本アルバムは、正直言って①以外はあまり聞く気がしませんが、ロック界の劇的な変化にあわせて、「ソウル辞典」の頃から転機をはかろうと彼なりに模索をしていた時に亡くなってしまい、本当に残念です。

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