ペイル・セインツは、イギリスのバーミンガムで結成されたバンドで、このアルバムで1990年にデビューしました。
4ADレーベルらしい耽美的なメロディ、それでいて時には轟音をとどろかすノイジーなギター。キーはそんなに高くはないのですが、中性的かつ直線的なイアン・マスターズのヴォーカル。
ライドやマイブラなどとよく比較されますが、より知的、病的、狂的、耽美的な印象を受けます。一度聞くと中毒になってしまいそうな感を受けます。
一曲目の
「way the world is」は、轟音ギターの洪水が4分の6拍子で押し寄せてきたかと思うと、あの中性的なイアンのヴォーカルが静かに聞こえてきます。「little hammer」は、3拍子の切なく静かな曲。
このアルバムは、ヨーロッパの病的な部分の美しさを体現した唯一無比の作品といえるでしょう。
