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Author:takayou
名古屋在住の35歳男性です。ソウル、ソフトロック、ポップスの、ややマニアックな名盤を紹介します。やはり良い音楽は、CDやLPとして持っておきたいものですね。


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MARVIN GAYE(その2)

ミッドナイト・ラヴ(紙ジャケット仕様)ミッドナイト・ラヴ(紙ジャケット仕様)
(2011/04/06)
マーヴィン・ゲイ

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マーヴィンが生前最後に発表した最後のアルバム。1982年発表。離婚や借金問題、ドラッグ漬けでボロボロになっていたマーヴィンがモータウンからCBSに移籍して放った最後の奇跡。ローランドのTR-808を使用したチープな打ちこみサウンドが、その後のR&Bの先駆的役割を果たしたことはよく知られています。
①の「MIDNIGHT LADY」は刹那的なダンスフロアを歌った曲。ミニマムな打ちこみサウンドなのにこれだけ素晴らしいのは、他にはスライの「フレッシュ」、プリンスの「サイン・オブ・ザ・タイムズ」くらいです。もっとも、マーヴィン自身はもっとパーソナルな内容のアルバムにしたかったようですが、友人でプロデューサーのHARVEY FUQUAのもっとコンテンポラリーで売れ線の内容にするべきという忠告に従ったようですが。②の「SEXUAL HEALING」は1stシングルカットされ全米No.3ヒットを記録した曲。タイトル通り、欲求不満な内容の歌詞です。808(ヤオヤ)のリズムに、Gordon Banksのカッティングが気持ちいい曲。最後のフェイド・アウトのどさくさにまぎれてとんでもない歌詞を歌っています。③の「ROCKIN' AFTER MIDNIGHT」もやはり、ただやりたいだけの歌詞ですが、雰囲気的には初期の「STUBBORN KIND OF FELLOW」に似ています。④の「'TILL TOMORROW」は幽玄な3連ラブバラード。マーヴィンの語り、バリトン、ファルセット、多重コーラスが味わえる絶品の曲です。⑤の「TURN ON SOME MUSIC」の歌詞も意味深でエッチな歌です。戦前デルタブルースの頃から脈々と受け継がれている暗喩の描写が光っています。⑥の「THIRD WORLD GIRL」はタイトルからも想像できるように、レゲエから影響を受けたような曲ですが、いかにもジャマイカに対してステレオタイプ過ぎるような気がします。⑦の「JOY」もシングルカットされた曲。エレクトリックファンクっぽさが、いかに80年代という感じです。⑧の「MY LOVE IS WAITING」は、本アルバム製作に協力してくれた、HARVEYやGORDON、そして神への謝辞から入ります。ギターリストのGORDONの作による実に心温まるミディアムに仕上がっています。
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LUSH

SpookySpooky
(1992/02/04)
Lush

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イギリスの男女混成バンド、ラッシュ(カナダのプログレっぽいバンドと混同しないように!)が1992年に発表したデビュー作にして大名盤。プロデュースは、コクトーツインズのロビン・ガスリーで、いわゆるシューゲナイザーサウンドが特色。フェイザーっぽく歪ませたギターサウンドの壁、幽玄なエフェクトをかけた女声ボーカルと厚いハーモニー、ダンスビート、そして何よりも哀愁を帯びたメロディーラインが秀逸。全体としてはやはりコクトーツインズに似た感じになっていますが、ボーカルはコクトーツインズのフレイザーよりもクセがなく、ライドのように譜割を大きくとったメロディーで、よりキャッチーであるといえます。
①の「STRAY」はプレリュード的な短い曲。②の「NOTHING NATURAL」は彼らを代表する完璧な曲。上記の「定義」をすべて満たしています。③の「TINY SMILES」は3拍子と5拍子を繰り返すパターンの曲。④の「COVERT」は12分の9拍子の変わったリズムパターンの曲ですが、これまた美しいマイナー調のメロディーが印象的な曲。⑥の「FOR LOVE」はシングルカットされた曲で、彼らの最高傑作といえる曲。印象的なベースのリフと、非常にキャッチーなメロディー。シューゲナイザー色は薄いのですが、その分美しいメロディーラインが映えます。コード進行で言うと、E⇒Cの繰り返しからC♯mに移るところなんかゾクゾクする瞬間です。この1曲のみでもこのアルバムは買いでしょう。⑦の「SUPERBLAST!」は珍しくタイトなバンドらしい曲。⑧の「UNTOGETHER」は一転してかわいらしい曲。⑩の「TAKE」はマイナーメロディーの日本人受けしそうな曲。⑪の「LAURA」は6拍子の変態的な曲。⑫の「MONOCHROME」は3拍子のバラード。これまた美しい美メロを誇る佳曲。
彼らのライブをYOUTUBEなどで見ると稚拙でひどいのですが、スタジオ盤をここまでの傑作にしてしまうロビンの才能に脱帽です。

HAPPY MONDAYS

ピルズ・ン・スリルズ・アンド・ベリーエイクスピルズ・ン・スリルズ・アンド・ベリーエイクス
(2007/08/22)
ハッピー・マンデーズ

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マンチェスター出身のバンド、ハッピーマンデーズが1990年に発表した奇跡の名盤。当時のマンチェスターブームの中、ストーンローゼズと双壁をなしていて、ビートルズ=ストーン・ローゼズ、ローリング・ストーンズ=ハッピー・マンデーズといった図式で語られていたりしたもんです。反復するダンスビートとカッコよすぎるギターリフにずいぶんと陶酔させられたものです。彼らのダウナーで重たいビートは、スライの「暴動」にある意味共通点があるかもしれません。プロデュースは、マンチェレイヴの立役者、ポール・オークンフォールドとスティーヴ・オズボーン。
余談になりますが、当時のマンチェブームで活躍したバンドはほとんど一発屋に近いのはなぜでしょう。マンデーズの自作「Yes Please」は、はっきり言ってつまらないし、ローゼズのセカンドも良くない。シャーラタンズもファーストがベスト。ダンス音楽の宿命なのでしょうか、刹那的な儚さの美学さえ感じると言っては言いすぎでしょうか。ただし、マンデーズの成功はプロデューサーの力量によるところが大きいと思います。
①の「Kinky Afro」は何種類かのギターリフの組み立てだけでこんなにカッコいい曲ができるのかという典型例。コーラスは、ラベルの「レディー・マーマレード」をサンプリング。コード進行はⅠm⇒Ⅳをひたすら反復します。②の「God's Cop」はメージャーコードにはなりますが、①と同様の組み立ての曲。それにしてもショーン・ライダーの投げやり風なボーカルは独特です。③の「Donovan」はやや落ち着いた曲ですが、サビのところで爆発するギターのカッティングが最高。④の「Grandbag's Funeral」はひっかかるようなギターリフが印象的な曲。⑤の「Loose Fit」は3rdシングルカット曲。クールなギターリフが最高。⑥の「Dennis and Lois」は軽快なピアノも入って楽しい曲。⑦の「Bob's Yer Uncle」は一転して低音で呟くようなボーカルとラテンっぽいビートがクールな曲。⑧の「Step On」は南アフリカ出身の異色ミュージシャン、John Kongosの1970年ころの作品のカバー。原曲は、アフリカのミュージシャンを起用しており、サイケでフォーキーでイナたくて、これはこれで最高にカッコいいのですが、マンデーズもそれをうまく解釈しています。ホンキートンク調のピアノも最高。

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