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Author:takayou
名古屋在住の35歳男性です。ソウル、ソフトロック、ポップスの、ややマニアックな名盤を紹介します。やはり良い音楽は、CDやLPとして持っておきたいものですね。


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オフコース その4

Three and two(紙ジャケット仕様) Three and two(紙ジャケット仕様)
オフコース (2005/03/24)
東芝EMI
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1979年の8枚目(ベスト盤を除く)。タイトルとおり、3人がメンバーに加わり、よりロック色が強くなり、AOR調の路線を歩み始めた頃のアルバムです。
①の「思いのままに」は、アカペラコーラスから入る小田さんの曲。小田さんのヴォーカルも以前と比べて力強くなったことがわかります。間奏のギター、キーボード、ベースのユニゾンのリフがかっこいい曲です。②の「恋を抱きしめよう」は鈴木さんの曲。「思いのままに」がヘヴィーだったのに比べ、こちらは16ビートの軽快でファンキーな曲。鈴木さんのセンスが光ります。③の「その時はじめて」は、小田さんのヘヴィーな3連のミディアムバラード。ギターもディストーションを効かせています。「時間をとめて」という歌詞のあとでブレイクが入るのがナイスアレンジ。④の「歴史は夜つくられる」は、「INVITATION」「通りすぎた夜」から連なる、鈴木さん得意のナイトアダルト路線。⑤の「愛を止めないで」は、オフコースの誇る名曲。ピアノの弾き語りからはじまる歌いだしから、サビで一気に爆発する開放感が最高です。また、サビ前のメロディが1番と2番で微妙に変えてあることにも計算高さを感じます。歌詞の点でも工夫がしてあり、例えば、2番の歌詞で「君の人生が ふたつに分れてる そのひとつがまっすぐに ぼくの方へ」とあり、それに呼応してラストで「ぼくの人生が ふたつに分れてる そのひとつがまっすぐに…」で終わるというもので、…の部分を語らずに終わってしまうのが、小田さんらしいと言えます。これは推測なのですが、ビートルズの「LET IT BE」のサビのコード進行を逆にすると、この曲のサビのコード進行に似ているので、参考にしたのかなと思いました。メロディーラインも何となく似ていますし。この曲のメロディーラインのポイントは、サビの部分で各パートの終了音と開始音が同じキーであり、しりとりのように流れていくことで旋律の流れと美しさが引き立つようになっていることです。これはポール・マッカートニーの必殺技ですが、ここにもビートルズの影響を見ることができます。⑥の「SAVE THE LOVE」は鈴木さんの組曲風のハードな大作。アメリカンプログレを連想させる展開です。⑦の「汐風のなかで」は鈴木さんのさわやかな名バラード。この曲は、鈴木康博の曲の中でもベスト5には間違いなく入るでしょう。⑧の「愛あるところは」は小田さんの曲。印象は少し薄いのが残念。⑨の「生まれ来る子供たちのために」も有名なバラード。櫻井和寿や佐藤竹善のカバーでも知られます。シングル曲なのに、従来の曲の1番、2番…といった構成をとらなかったのが画期的で、ツェッペリンの「天国への階段」のような構成です。また間奏の松尾さんのハーモニカも絶品です。これはあくまでも推測なのですが、この曲のコンセプトはマーヴィン・ゲイの「SAVE THE CHILDREN」を参考にしたのではないでしょうか。全体的なアレンジの雰囲気や、「語り」が入るところなどに共通部分が見られるからです。参考までに彼らは「WHAT'S GOIN' ON」をライヴアルバムでカバーしたこともあります。
ちなみに、この頃のオフコースは、初期ビートルズのようにシングル曲をアルバムに収録しない場合があり、例えばイーグルスの「呪われた夜」を思わせる「風に吹かれて」や、ブレイク曲の「さよなら」、隠れた超名曲「やさしさにさようなら」、「Christmas Day」などはベスト盤などにしか収録されていないので注意してください(ビートルズみたいに「パストマスターズ」を作ってくれないかな)。
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