1972年発表。彼の全盛期の頃の1枚。 「CALL ME」は、これまでの彼のヒット曲の延長上の艶かしいミディアムナンバー。例によってアルペジオを交えたクリアーなティニー・ホッジズのギター。フィリーソウル系よりも控えめで上品なストリングス。どれをとっても非の打ち所のない彼の代表曲。特筆するべきはコード進行で、 F C6 Dm7 Am7 Bb Eb Ab Gb C G9 Eb9 F というハチャメチャですが美しい流れはさすが。「HAVE YOU BEEN MAKING OUT O.K.」は、ファルセットが冴まくるミディアムスローナンバー。「STAND UP」は、ホーンセクションが印象的な、やや骨太の曲。タメのあるリズムが最高。「I'M SO LONESOME I COULD CRY」はC&Wのハンク・ウィリアムズのカバー。正直イマイチ。「YOUR LOVE IS LIKE THE MORNING SON」は、アルのウィスパーファルセットがラヴリーな曲。「HERE I AM」も大ヒット曲。「CALL ME」よりも重心が低く対極にあるような感じの曲。「YOU OUGHT TO BE WITH ME」もアルにとっては正統派?の曲。ややマイナーがかった美しいメロディーに官能的なヴォーカルがかぶさるお得意のパターンです。