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Author:takayou
名古屋在住の35歳男性です。ソウル、ソフトロック、ポップスの、ややマニアックな名盤を紹介します。やはり良い音楽は、CDやLPとして持っておきたいものですね。


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SPENCER WIGGINS(その2)

フィード・ザ・フレイム:ザ・フェイム・アンド・XLレコーディングス [日本語解説付]フィード・ザ・フレイム:ザ・フェイム・アンド・XLレコーディングス [日本語解説付]
(2010/07/21)
スペンサー・ウィギンス

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サザンソウルの偉大なシンガー、スペンサー・ウィギンスが60年代最後から70年代最初にかけてフェイムに残した音源の編集盤。彼の上手さは誰もが認めざるをえないところで、O.V.ライトのような悲壮感さえ漂わせているスタイルとはまた違った味わいがあります。
①の「I'M AT THE BREAKING POINT」からもうノックアウト!シャッフル調のハネたリズムに乗って、彼のボーカルは一聴して軽く歌っているような印象を受けますが、地声で軽くB♭まで引っ張っていきます。③の「THIS LOVE IS GONNA BE TRUE」はモダンでアレンジがアーバンなミディアム。この曲でもスペンサーのボーカルはグロウル気味の伸びのある声です。素晴らしい。⑤の「YOU'RE MY KIND OF WOMAN」は3連ミディアムバラード。時折ファルセットを交えたハートウォーミングな曲。⑥の「I CAN'T BE SATISFIED」はしっとりとしたバラード。これもまた名曲です。⑦の「I'D RATHER GO BLIND」はご存知「アメリカの天童よしみ」ことエタ・ジェイムスや「アメリカの竜鉄也」ことクレランス・カーター、「スコットランドの森進一」ことロッド・スチュワートなどで有名な曲。⑩の「MAKE ME YOURS」はベティ・スワンがR&Bチャートで№1を獲得した曲。ベティのバージョンが小奇麗にまとまっているのに対し、スペンサーの後半での暴れ具合はすごいものがあります。⑬の「LET'S TALK IT OVER」は、サイケ時代のテンプスを若干髣髴させるようなアレンジです。メロディーもキャッチーなので受けそうな曲ですが、こんな曲でもスペンサーの個性は少しも損なわれていないことに驚きを禁じえません。⑭の「I CAN'T GET ENOUGH OF YOU BABY」はファンキーな曲。⑮の「DOUBLE LOVIN'」は「アメリカのフィンガーファイブ」ことオズモンズで有名な曲。⑯の「LOVE MACHINE」はファンキーな曲。そして⑰の「LOVE ATTACK」。クールかつタイトでしかもファンキーで最高にかっこいいバックの演奏(スティーヴィー・ワンダーのSURERSTITIONに匹敵)に、スペンサーの爆絶シャウトが炸裂する驚異の傑作。最後はhihiDのシャウト連発でノドがつぶれそうな勢いです。⑱の「HIT AND RUN」はマイナー調のブルージーなミディアムファンク。これも味がある曲です。⑲の「BEST THING I EVER HAD」はマイナースローブルース。最後の曲は「CRY TO ME」。先日亡くなったソロモン・バークで有名な曲。これも素晴らしいカバーです。
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